建築学生が写真を撮るということ
@arcphotoosです。
タイトルの通り今回は特に建築学生が写真を撮ることについて考えたことをまとめます。
カメラを買うために必死こいてバイトしている私ですが、本業は大学院生。ちょっと自分の専攻も交えながらカメラを撮ることについて考察したいと思います。といいつつそんなに深い話ではないです笑
建築学生とは
はい。建築を学んでいる学生のことです。(そりゃそうだ)
私もそんな建築学生の一人です。課題が忙しいことは有名ですが、本当に製図室で徹夜する日々も多々。
卒業設計の時はほぼ三時間睡眠で学校に泊まり込みスウェットで図面を書くような女子でした。いいのかこれで。
そんな建築学生がカメラに出会ってよかったと思うことを考えます。
1.良い建築を記録できる
多分建築学生がカメラを持つ大半の人はこれがメインだと思います。私もそうです。
見た建築を記録することで後から考察できるし、実際の建築家の作品をみて目を養い、感性を磨くことは非常に大切です。
多分皆さんが思っているよりずっと建築家の作品は身近にあると思います。
2.街を観察する意識を磨く
これすごく大事だと思います。簡単に「明るくてみんなが集まれる空間」とか言いますが本当にそれって魅力的なのか??
机上の空論という言葉がありますが、思っている以上に人は明るくて広い空間には集まらないんです。そこに現実と理想のギャップがあります。
人の流れ・動き。どこに人は集まるか、何を欲しているのか。
自分が撮ってきた写真は設計のヒントになることもあります。
3.建築の価値を再認識する
最後に。ここが一番重要で、建築は実際に行かないとわからない価値があります。
それを作る技術だったり、空間の作り方だったり。
街だってそう。あそこはごちゃごちゃしてて汚いよね〜って場所ほど人の生活がダイレクトに溢れていたりするんです。
いろいろ書きましたが、じゃあ綺麗な建築は良くなくて雑多な街並みがいいの??って話ではなくて。
ただ、頭ごなしに古い街は廃れてる、いらない!だけじゃなくてちゃんと価値があるよってことです。
まちづくりやリノベーションが活気付いている今、今ある街をしっかり見つめ直した上で設計をして行くべきなんだと思います。
そんな今ある街をリアルに写し取ってくれる道具がカメラ。
私にとってのカメラはかっこいい写真を撮りたいという欲の奥にそんな生々しいほどのリアルを切り取るツールでもあるのです。
なにげなく撮った写真にデザインのアイデアや設計のヒントが潜んでいるかもしれない。これだから写真ってやめられないですね。
では。
Hakata trip①
@arcphotoosです。
この前富士フィルムのレンタルサービスを利用して博多観光にいきました。
その時のことをちょろっと作例も踏まえて振り返ります。
作例ってほどじゃないけど...
富士フィルムサービスステーションへ
これが神なんですよ...
当日だと無料で貸してくれるんです。学生にはありがたい...
あいにく私が試したかったx-pro2がなかったのでT2とxf56f1.2のレンズを借りました。
今回もT2とx100fの二台体制で。大阪と同じような感じです。
住吉神社
大学進学とともに福岡に出て早五年。なのに博多駅周辺をゆっくり観光したことなかったので足で色々回れるところに行きました。
住吉神社初めてでしたがなんだこれめちゃかっこいいぞ。。。
わりと朝早くいったので人も少なく静かでした。
写真も集中して撮れるし、いい場所です。
都会の中にひっそりと現れる非日常的な空間がいいですよね。
広角域をx100fに。切り取ったり引き寄せたりを56mmで。
かなり表現の幅が広がりますね...hosii....
木の解像感もばっちしです。
櫛田神社
なんで神社ってこんな惹かれるんでしょうね。
積み重ねた時間と宮大工の技術。古の人々の作ったものは今尚色褪せないかっこよさを兼ね備えていますね。
博多べい。かっこいい...
ふるさと館
もともと残っていた町家を改修し、その周辺も同じような景観に合わせています。
中央の町家は福岡の特産でもある博多織に実際に使う機械を展示してあります。
時間によっては実際に博多織を作っている光景を見ることができます。
今回は運良く見ることができました。
職人の方が使う道具はどうしてこんなにも魅了的で美しいのでしょうか
なかなかの猛暑だったので思わず買いましたね
二つの神社を回りましたが、櫛田神社はわりと人が多かったですね。
その中で写真を撮るマナー的なこともいろいろ考えました。
神社は本来、観光で回るところではないので(もちろん観光目的で行くのもいいと思いますが)できるだけそっと写真を撮るようにしました。
かっこいい建築の前でスマホやカメラでパシャパシャ撮りたくなるのもわかりますが、本当にお参りに来ている方の前で失礼かなと。
かっこいい写真を撮るために人を押しのけたり勝手に踏み込んだりするのは良くないですよね。できるだけその場の空気感や人の流れをそのままの形で切り取るような写真を。一人の時は気をつけれても何人かで行くとそういった緊張感がどうしてもなくなってしまいますよね..自分も気をつけようと思います。
よい写真はよい写真態度から。スマートな姿勢で撮って行きたいですね。
次は博多・中洲あたりの街並みなんかも。
では。
Osaka trip②
@arcphotooosです。
前回の続きで大阪旅行について書いていきます。
前回の記事はこちらから👇
梅田スカイビル
いや、存在感どうした。
ってくらい大阪駅から出るとすぐ見えます。
ランドマークですね。
大阪駅もかなりかっこいいですけどね。
ファサードが周りのビルを反射して、ゆらゆらと。
この色の組み合わせかわいいなあ。
ただせっかく水盤張ってるのに入れないのは残念ですよね。
下から見るとめちゃめちゃかっこいい!!複雑に絡まる構造体は美しいです。
下の広場には結構面白いオブジェが多くて。デ・ステイル的というか。
多分奥の赤いオブジェなんか建築的には意味のないものなのでラ・ヴィレット公園のフォリー的なものなのかもしれませんね。
絶好の写真スポットです。みんな上を見てじっとカメラを構えます。
このスカイビルのB1Fには滝の小路という場所があって。
昭和レトロな雰囲気の飲食店が並びます。(インド料理とかドトールあるけど笑)
中になぜか神社もありました
淀屋橋
次は淀屋橋へ
始めて降りたんですが近代建築の宝庫でした。もっと時間があればゆっくり回れたのになあ...と後悔
駅を出ると日本銀行大阪支店が出迎えてくれます。
グリーンの屋根がクラシカルで良いです。
国立国際美術館
なんだこれは...
鉄の造形がすごい!あいにく閉館時間の後に行ってしまいましたが外観だけでも十分楽しめました。
柔らかい曲線美...アートなのか建築なのかわからなくなるような錯覚に陥ります。
次は中もみたいですね。
中之島周辺
次は隈研吾さんによるほたるまちへ。
かなり日が暮れて来ましたね。
xt-2は返したのでここらへんはx100fだけです。
コンデジだけど暗くても小さなボディでここまで写してくれるx100fは本当に優秀。
大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
黒川紀章によって設計された建物。
エントランスの曲線の作り方なんかは東京の国立新美術館を彷彿とさせます。
ACROSで無機物撮るの好きなんだよなあ。
ACROSいいなあ〜
モノクロなのに豊かな階調です。
難波へ
夜行バスを乗るために難波へ。夜になのか雑多な街並みになのかはたまた両方か。
とにかくACROSは大阪の夜を豊かに切り取ってくれます。
日帰りだったので全然回れなかったですが、それでもかなり満喫できました。
また新しいレンズをさわれたのも良かったです。xf56mmは買うつもりでしたがxf90mmも選択肢に入って来ましたね...迷います。
それにしても富士フィルムのレンタルサービスは素晴らしいですね。(本命のx-pro2いっつもないけど...) そこまで高い機材をポンポン買えない学生には涙が出るほどありがたいです。
前回、福岡で利用してその時に博多探索したのでその時のことも今度blogにします〜
またゆっくり今度は京都あたりも攻めていきたいですね。
今回使用した機材たち。
FUJIFILM デジタルカメラ X100F シルバー X100F-S
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2017/02/23
- メディア: Camera
- この商品を含むブログ (2件) を見る
これのブラックですね👆ほんと愛着湧きまくっててiphone・財布・x100fがあれば生きていける
FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (4件) を見る
この3つはレンタルで。望遠ほっしい。
Osaka trip①
@arcphotooosです。
先日大阪に行ったので撮った写真とともに大阪旅行を何回かに分けて振り返ります。
家族の用事のついでに行ったのでそこまでゆっくり撮れていないのでまたリベンジしたい!
心斎橋周辺
まずは大阪の富士フィルムサービスステーションへ。X-pro2が今回も借りられていてなかったのでXT-2にxf56mmf1.2とxf90mmf2を借りて愛用のx100Fと二台体制でスナップへいきました。
まずは心斎橋から道頓堀へ。90mmはポートレートレンズに最適ですが個人的にはごちゃごちゃした街並みのスナップにもおすすめだと思いました。てか90mm楽しいぞ!!
このぐっと圧縮されている感じ大好きなんです。
ドンキの観覧車、グリコの見える橋からここまで寄れます。猥雑さから離れると一気に雰囲気が変わりますね。閉園後の遊園地ぽい?
法善寺横丁
まるで京都の路地のような法善寺横丁。
水掛け不動さんにもいきました。妹が盛大に横の絵馬に水かけてて笑った。コントロールどこへ置いてきたん。
家族でだるまへ。ベタだけどやっぱりおいしいですね。ささみガーリックおいしすぎる。
じっ。
こっからは難波から梅田方面へいきます。
梅田・大阪駅周辺
いや、駅かっこよすぎませんか。
久しぶりに来たけど、写真が趣味になって行くとたまらんやつですね。
昼間なのに人多いです。
いや〜〜大阪はdeepな街で、街を撮るのも人を撮るのも楽しいです。場所の空気感が伝わるようにもっと写真が上手くなりたいですね。でも構図とか気にせず、切り取りたいからシャッターを切る..くらいラフな方がいいのかもしれません。せっかくの旅行、楽しまないと損ですしね。
次は梅田後半と中之島あたりを。
では。
広島の魅力-建築編-
@arcphotooosです。blogを始めました。
自己紹介とか一応少ししてます。
今回はお盆で広島に帰省していたので、せっかくなら広島の良いとこを。今回は建築編。
といっても結構ベタな場所ばかりです。しかも数少ない。今度時代とかに分けて記事にしたいなあ。モダニズム編とか。(需要ないか)
まあ、いってみよーーーー!
新白島駅
シーラカンスアンドアソシエイツっていう有名な建築ユニットが手がけた作品。
高い天井とシェル構造、そこに光を取り入れるための小窓。
あだ名は「ナウシカのオーム」。まあ否めん。
シェルに目が行くけどこの大屋根も有機的ですごいよねえ。
新白島駅の周辺は原広司設計の基町高校や大高正人設計の基町アパート(右に見える建物)など名建築が多いので建築好きには穴場かもね。ただ基本的に住宅や学校なのでマナーはきちんと守りませう。
旧日本銀行広島支店
設計者は辰野金吾の弟子らしい。堅牢さをひしひしと感じる、被爆建物とは思えない。
中身はインスタレーション作品があったり資料館だったり、、、
使い方は様々な様子。
内観。意外と広かった。なんかで見たことある気もするんだよな。映画かな?
平和公園
広島といえば。やはりここでしょう。終戦の日ということもあり観光客も多かったです。
意外と原爆ドームは大きい。
この記念碑の奥には原爆ドーム。一直線に引かれた軸線が広島にあるのは有名な話ですよね。もちろんこれを手がけたのは世界の丹下健三。
丹下健三と広島についてはかなり調べて論文も書いているので今度まとめようかな。
風化したレンガではなくさせられたもの。そこで感じ取れるものが他のレンガ造りの建物とは全く異なります。
広島県立美術館
もうちょい足を伸ばしてジブリ展へ。
ただ70分待ちとかザラです。無理だ。。せっかちだもん。。
私は潔く諦めましたww(長崎で一回いってるし。。)
ただこのままじゃ帰れない。
そうなんです。この美術館、縮景園とつながっています。
ここはおすすめ!暑くない時期に是非。私は汗だくで回りました。
今日いったのはこんなものかな!建築編というのかこれは。
他にも時間があったらいきたいところ満載なのでおいおい記事にできたらいいですね。
では。
ブログ始めてみました
@arcphooosです。
写真を撮っててinstagramやtwitterにあげていたのですが、どうせなら文章と共に残したい!(いや、載せれるんだけどね。なんかこう長い文章書きにくいよね)と思ってブログ立ち上げました。
ブログも写真も初心者なんだけど、見守ってくれたら嬉しいです。
自己紹介というほどではないんですが簡単に。
広島生まれの23歳。九州の大学院で主に建築を学んでいます。意匠設計や都市計画が専門のバリバリの理系女子です。数学・物理・化学が好きでした。部活は10年くらいバスケ一筋。
そしてごちゃごちゃした街並みとか寂れた工場とかが大好きです。女子力はどこにいったのだろうか。
私とカメラ
やっと本題。カメラは大学二年生の時に買いました。デザイン系の学科でもあるので、みんなカメラを持ってて。何もカメラのこと知らなくてとりあえず黒でミラーレスは嫌!ゴツいのが欲しいと思ってpentaxのKS-1を買いました。(多分セールしてた)
でもそっからあんまり撮ってなくて。旅行にちょろっと持って行く程度でした。
そのあと2018年になってまた写真にはまって。
pentaxk-3を買ってちょっとした後にfujifilmのx100Fを見て一目惚れ。
多分これからpentax売ってfujifilmに乗り換えるだろうと思います。x-pro-2ほっしい。
最後に
とりあえず日々の中で、気になったことまたは旅行であったことなんかをあげていきたいと思います!
たまにはカメラだけでなくて他のこと(建築のこととか??)も書くかもね。