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dailylife and trip

建築学生が写真を撮るということ

@arcphotoosです。

 

タイトルの通り今回は特に建築学が写真を撮ることについて考えたことをまとめます。

カメラを買うために必死こいてバイトしている私ですが、本業は大学院生。ちょっと自分の専攻も交えながらカメラを撮ることについて考察したいと思います。といいつつそんなに深い話ではないです笑

建築学生とは

はい。建築を学んでいる学生のことです。(そりゃそうだ)

私もそんな建築学生の一人です。課題が忙しいことは有名ですが、本当に製図室で徹夜する日々も多々。

卒業設計の時はほぼ三時間睡眠で学校に泊まり込みスウェットで図面を書くような女子でした。いいのかこれで。

そんな建築学生がカメラに出会ってよかったと思うことを考えます。

 

1.良い建築を記録できる

多分建築学生がカメラを持つ大半の人はこれがメインだと思います。私もそうです。

見た建築を記録することで後から考察できるし、実際の建築家の作品をみて目を養い、感性を磨くことは非常に大切です。

多分皆さんが思っているよりずっと建築家の作品は身近にあると思います。

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tokyo snap

国立新美術館

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構造体なんかもすごく勉強になりますね。_DSF9663

 

2.街を観察する意識を磨く

これすごく大事だと思います。簡単に「明るくてみんなが集まれる空間」とか言いますが本当にそれって魅力的なのか??

机上の空論という言葉がありますが、思っている以上に人は明るくて広い空間には集まらないんです。そこに現実と理想のギャップがあります。

osaka

人の流れ・動き。どこに人は集まるか、何を欲しているのか。

自分が撮ってきた写真は設計のヒントになることもあります。

osaka

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3.建築の価値を再認識する

最後に。ここが一番重要で、建築は実際に行かないとわからない価値があります。

それを作る技術だったり、空間の作り方だったり。

街だってそう。あそこはごちゃごちゃしてて汚いよね〜って場所ほど人の生活がダイレクトに溢れていたりするんです。

 

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基町アパート

 

いろいろ書きましたが、じゃあ綺麗な建築は良くなくて雑多な街並みがいいの??って話ではなくて。

ただ、頭ごなしに古い街は廃れてる、いらない!だけじゃなくてちゃんと価値があるよってことです。

まちづくりやリノベーションが活気付いている今、今ある街をしっかり見つめ直した上で設計をして行くべきなんだと思います。

 

そんな今ある街をリアルに写し取ってくれる道具がカメラ。

私にとってのカメラはかっこいい写真を撮りたいという欲の奥にそんな生々しいほどのリアルを切り取るツールでもあるのです。

 

なにげなく撮った写真にデザインのアイデアや設計のヒントが潜んでいるかもしれない。これだから写真ってやめられないですね。

 

では。